仙台を拠点とする『特定非営利活動法人 日本・ネパール文化交流倶楽部』Japan-Nepal Cultural Exchange Club

フューチャーフラワー基金の子供たち

支援の流れ: フューチャーフラワー基金の為に、当会の理事が毎年2度、直接ネパールの農村を訪れ、 各村々で子供達本人と保護者との面接を行い、現地スタッフの意見も取り入れながら審査します。 その後、より辛い状況の家庭の子供を、日本の支援者数と同じ人数分を最終的に選びます。 今現在のネパール社会の”底辺の子供たち”とはどういう状況なのか? 日本の環境とはかけ離れ過ぎてなかなか想像がつかない子供達の状況を、少しでも理解していただければと思います。 そして、一人でも支え交流してくださる方が増えるよう、一部プライバシーに問題がない程度にご紹介いたします。

2016年4月スタート分より(年齢や状況は支援を受ける前―3月頃ーの状況です)
名前
写真
性別・年齢
面接で聞いたとき答えられた「将来の夢」
具体的な家庭の事情やどのようにしてこの支援に出会ったか、なぜ支援が必要か等
ディピカちゃん
ディピカちゃん
女子・6歳
おいしゃさんになりたい
・5年前に父親は交通事故に遭い、足が不自由になり仕事ができない状態。両親とも無教育の為、自給自足以外の生活が出来ない。
・父親が障がい者になる前は何とか暮らしていけていたが、治療の為にすべての財を失い、現在は自給自足の農業も儘ならず、食べていくだけでもやっとの生活。
・母親はディピカさんを出産したばかり頃の夫の事故で一家の運命が変わった。3人の子どもと祖父母、障がい者の夫を抱えた母親にとって長女の教育支援は希望の光を与えることになる。
ナビナちゃん
ナビナちゃん
女子・10歳
学校の先生になりたい
・父親は6カ月前にエイズにより他界。おそらくインド等への出稼ぎ中に感染した模様。
・父親がエイズを発症する前は普通に生活できていた家族だったが、治療の為財産をすべて失った。村では差別を受けるため、首都に逃げて暮らしている。母親も感染しているかどうかは不明だが体調はあまりよくない。
・生きていく為に母親は靴工場で働いている。理事長の知り合いの紹介。皆この母親が困っていることを知っているが、誰も助けられる状況ではない。ネパールでは未亡人の再婚はほとんど稀なケース。
ミラン君
ミラン君
男子・12歳(初めての面接時は6歳)
特になし
・母親は支援開始の6歳当時からおらず、父親に育てられている
・父親は全く教育を受けなかったため、読み書きが出来ず、自給自足で生きる道以外、考えられない。土地や家畜といった財産も少なく、未だ改善せず。ミラン君も小学生なので、支援の継続が必要と判断しました。
・村人の紹介で2011年に面接しました。今年5年間支援をしてくださった方が都合で続けられなくなった為、引継をお願いいたします。
ラジクマル君
ラジクマル君
男子・10歳
パイロットになりたい
・父親はどこか外国へ出稼ぎに出たまま行方不明になっており、母親も貧しさと不安からか、家出してしまった。
・現金収入は祖母に国から支給される月500ルピー(約500円)の高齢者生活手当しかない。叔父や叔母など他の親戚も貧しく、誰も彼らの生活をサポートしていない。土地も財産もなく、たまに物乞いなどで他人から恵んでもらいながらという生活。
・私たちの支援を受ける子供のシングルマザーのラクシュミさんの紹介。両親がいない場合いつ不登校になり、教育を受けなかった彼の両親のような大人になってしまう恐れがあるため支援を決定。
ソビット君
ソビット君
男子・4歳
まだ幼すぎてわからない
・父親は3年前に死去しており、シングルマザーとなった母親が農作業の日雇いで食べ物を分けてもらいながら、一人で子供達を育てている。土地や家畜といった財産は、持っておらず、地震後はテントで暮らしている。
・母親は結核の疑いがあるが、適切な検査や治療を受けに行く余裕などはない。
・自給自足も儘ならず、唯一頼れるところが今回紹介してくれたシングルマザーのラクシュミさんが所属する「シングル女性の会」だけ。子供が学校に行けず貧困が受け継がれる恐れが高い為、支援が必要。
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