仙台を拠点とする『特定非営利活動法人 日本・ネパール文化交流倶楽部』Japan-Nepal Cultural Exchange Club

学費支援事業「フューチャーフラワー基金」活動拠点建設へのご協力のお願い


    マイディ村から見えるヒマラヤ山脈

    学費支援事業スタートの地マイディ村に建設する予定の「交流の家」への協賛金を受け付けております。
    まだまだ学校に通えず、声も上げられない底辺の子供達が大勢いる村で、安定した支援・交流活動が継続出来ますよう、 皆様のご協力お願いいたします。


    ●今回寄付をお願いする事業の概要

    就学支援「フューチャーフラワー基金」は1対1を原則としており、対象地域は銀行や道路などのインフラが未整備で大きな国際支援団体の手も届きにくい農村です。対象者となる子供達の親は教育を受けさせられず読み書きも儘ならないまま結婚した(させられる場合がほとんど)為、教育の大切さも理解できず、社会の底辺で声も上げられずに取り残されています。

    子供たちが住む農村部は長年自給自足の生活を送ってきました。町の工業化が進み、代々土地を持たずに生計を立てていた人々(旧カースト制度で最低カーストの人々)の手仕事が急速に奪われ、それまで成り立っていた自給自足の社会構造が崩れています。食糧自給率は100%に満たず、一日の農作業などの労働と引き換えにもらえる作物だけでは家族全員が食べていくのがやっとで、住まいや衣服なども劣悪な状況です。また大地震の影響に対する自治体等からの保護の欠如により、ますます底辺へと落ちる農民が増えています

    親も教育を受けられなかったために将来の為に子供を学校で勉強させるという知識の普及が追いつかず、今でも貧しい家の子供たちはより生活に直結する労働に従事させられ、若くして結婚させられたり出稼ぎで村を出て行ってしまいます。また、こういう貧しい農民を狙った近隣諸国からの児童労働や人身売買などに巻き込まれる事例も出ており、子供たちの命までが軽んじられる事態が起きています。

    このままでは底辺の人々の教育を受ける権利が保障されず、知識の低さと貧困が引き継がれ、格差や差別も広がり続けるという負のサイクルがまわり続けます。貧しさが原因で将来の選択肢が奪われる子供が一人でも減るよう、教育こそがそこから抜ける一番の方法なのだと考えて支援の輪を広げるとともに、農村部における知識と自立する力の向上を目指しています。

    以上を踏まえ、私たちはこれまでネパール中部約6か所155名(2016年6月現在)の小中学生を支援してまいりました。直接面接し選んだ子供に支援を手渡しで届けていますが、インフラ整備の遅れと一年前の大地震の影響で、これまでの業務に大きな支障が出始めております。せっかく日本から頂いた支援を一人でも多くの子供に安全に届け、そしてその支援の輪をさらに広げていく為、現地活動拠点建設の新たな資金源を模索しております。



    マイディ村の民家と子供達

    ●「交流の家」建設の理由と経緯

    支援対象の子供に面会に行き、彼らの暮らしぶりを自分の目で見るということは、この支援が生み出す「可能性」をより深く理解していただくことに繋がります。実際行って見てみたいという支援者がいるにも関わらず、彼らが住む村(主にダディン郡)まで行くには日帰りでは難しく宿泊できる施設もありません。さらに村にはATMや舗装道路が無いため、現地スタッフは年に2回、支援金を持ち徒歩で、直接子供達へ手渡しで配ります。さらにそれぞれの子供の通学状況の確認業務の為、安全に滞在する場所が必要です。大地震の影響で一時は就学支援事業の継続自体が危ぶまれる事態となりましたが、震災より一年が過ぎた今、より長期的に活用できる交流拠点の建設を本格的に検討しています。

    またこの施設によって訪れる支援者にとってはネパール文化や国際協力を肌で体験して頂 く機会となります。これまでの当法人主催の交流と観光を両立した「交流ツアー」では見せら れなかった、本当のネパールの姿がマイディ村には残っています。普通の旅行者ではなかなか 足を踏み入れることが出来ない、美しく素朴な農村体験を提供できます。特に日本の若い世代 には、より広い視野と柔軟性を備えた人材を育成すること繋がります。そのことは当団体が社 会貢献事業を継続する為に大変重要な施設となります。

    現在までに拠点建設用の土地と資金120万円を確保しましたが、大地震などにより建材など の高騰の為資金繰り対策として今回、広く寄付をお願いすることにいたしました。


    放課後に遊ぶ小さな子供達

    ●寄付をお願いするにあたって達成したい目標

    ネパール側の事情で、今支援を必要としている子供に支援を届けられないという事態を未然 に防ぐことが第一です。また、事務所として利用し、事業運営をより効率化することと、短〜 長期滞在シェアハウスとして活用することで、世話をしてくれる村人を雇用し現金収入を増や します。長期滞在する日本人支援者がいることで、子供達や村人がゆっくり交流する機会を持 つことが出来、知識向上や村の児童たちの夢が広がる効果も期待できます。

    お互いが支援の行先と出所を自分の目で確認することで、「助ける側」と「助けられる側」 という壁を取り除くことが、見返りを求めない助け合いの精神を育むと考えております。国や 人種の枠組みがますます崩れていく次世代へ向けてそういった精神を発信する場所とし、関わ る全ての人が "WinWin" の関係を構築できる世界を目指しています。


    支援する子供達に会いに行った会員さん(場所はダディン郡の郡庁所在地)

    ●建設予定地について

    現在確保している土地は、カトマンドゥの北西に位置するダディン郡マイディ地区にある農 地(広さ約300坪)です。選定の理由は理事長が生まれ育った地元であり、就学支援スタート の地であること、そして同様のプロジェクトが入っていない地域であることです。さらには当 支援を必要としている家庭や子供が未だ多く存在し、地理的に首都からの利便性にも大きな問 題はなく、乾期にはヒマラヤ山脈の雄大な景色が楽しめる場所です。交通の便は標準のネパー ル農村レベルです(首都から乾期(10 月〜5 月頃)はローカルバス(又は途中からハイキング) で1 日、レンタカーで5 時間弱、雨季の場合は四輪駆動車が必要となる)。


    マイディ村の道(車道)

    ●利用者と費用について

    「交流の家」の利用はネパールを訪れる一般日本人や当団体の会員に開放する予定です。観 光旅行や町歩きでは味わえない「不便さ」にあえて触れる目的で、飾らないありのままの自然 と調和した暮らしの中に新たな価値を見出していただけるかと思います。観光客というより滞 在者で、外国人に慣れていない場所ならではネパールの伝統的な暮らしや、物質的な豊かさに 頼らないネパール人の力強さを学ぶ「学習者」と言ってもいいかもしれません。

    滞在にかかる費用は、管理やお世話をしてくれる村人へ還元していきます。(例えば教育を 受けなかったシングルマザーといった、頼れる者が誰もいない立場の村人に水汲み、料理、共 同スペースの掃除などの仕事と現金収入を与える等)

    建設終了後は、当法人の事業費の中の予算から必要経費をまかなう予定ですが、滞在者から の収入はその都度運営費に充てていく予定です。また、将来的には時間と技術を持った長期滞 在希望者やボランティアを募り、村の産業や雇用の創出などに貢献し、宿泊施設としてのみな らず作業場(工場など)を併設し、村全体が自立に向かう道筋を作っていく事を目指します。

    本活動の目的を明確に提示し、日本国内外で継続的に寄付を受付け、就学支援者と共に新し いネパールの良さを体験する場所として世界にアピールしていく予定です。


    普段マイディ村で宿泊と面接会場として使わせてもらっている70代の一人暮らしのおばあさんの民家。寝るスペースが足りないときは近所の人の空いているベッドをお借りすることも。

    ●実施スケジュール予定


    1.業者選別・見積もり決定:2016 年11 月〜12 月末

    2.発注・外装工事スタート:2017 年4 月

    3.理事による現地視察:2016 年11 月と2017 年3 月

    4.内装工事・家具購入:2017 年7 月〜10 月

    5.最終確認・完成式準備:2017 年10 月〜11 月

    6.オープン:2017 年11 月


    マイディ村の夕焼け

    ●総事業費予算額(予定):500万円(管理費1年分込み)


    建設費:280万円

    その他の経費:220万円


    丘の途中にあるお寺

    ●救援金の受付


    1万円一口〜何口でも: 十口以上の寄付をいただいた方にはオープニングセレモニーへご参加いただけます。

    (日本からの旅費は各自、施設までの交通費と滞在費はこちらで負担いたします)

    ●お振込先


    仙台銀行(Sendai Bank):
    仙台東口支店
    215-4616571

    日本・ネパール文化交流倶楽部
    (ニホンネパールブンカコウリュウクラブ)

    代表 アリアル サンジブ
    ※領収書の必要な方や、お問い合わせはメールでお願いいたします!

    ●お問合せ先


    宮城県仙台市宮城野区榴岡1-7-8 AD ビル1F カトマンドゥ内

    事務局 TEL 022-256-7851 FAX 022-256-7851

    japanxnepal@gmail.com

    「日本でネパールの家庭の味を提供しネパール文化に触れる機会を提供することで私の国を身近に感じてもらえると同様に、 生まれ故郷の村に、私が大好きな日本への窓口を作ることが、長年の夢でした。
    そして小さな夢かも知れませんが、この拠点が多くの子供たちの夢につながるだろうと信じています。
    マイディ村を訪れ、今まで体験したことのない"感動"をもっと日本の方に、そして世界の方々に味わって欲しいです。」


    ―理事長 サンジブ アリアル

    深く、皆様のご理解とご協力お願い申し上げます。

    2016年12月10日


    ツアーで開催される交流ピクニックでの楽しいひと時(ダディン郡ササ村)